今さら聞けない!白ホリスタジオのメリットと魅力をご紹介

白ホリのスタジオで撮影する女性

古くから宣伝用の写真撮影に用いられてきた「白ホリ」。
最近ではコスプレ写真の撮影でも重宝され、
今やプロのみならず一般の方でも馴染み深い設備になりつつあります。  

今回はそんな白ホリスタジオの今さら聞けない基礎知識やメリット、
そして用途に合わせたスタジオ選びのポイントまでご紹介していきます!

 

白ホリスタジオとは?

白ホリとは「白いホリゾント」の略です。

「ホリゾント」というと何だか聞きなれない言葉ですが、
要するに壁と床の境目に影ができにくい設備のことを指しています

主に舞台や撮影スタジオの設備として重宝されることが多いですね。 

よく使われるのは壁4面のうち1面がホリゾントになっている「1面R」、
中には3面Rといった豪華な設備を持つスタジオもあります。 

 

コスプレイヤーに人気!

かわいいコスプレをしている女性

白ホリの用途として最もポピュラーなのが商品や人物の宣伝写真の撮影ですが、
近年ではコスプレイヤーが自分のコスプレ写真を撮る際にも活用されています。

白ホリはライティングによって奥行きの深さや陰影の濃さを自在に操れる上に、
ストロボなどを使えば背景色を変えることも可能です。

被写体をしっかり目立たせるだけでなく
自分の好きな雰囲気を自在に作り出すこともできる、
まさにオールラウンダー的なスタジオです。

 

白ホリは職人の技の賜物!

一見白いだけに見えますが、白ホリの壁ははなんと5重構造になっています。
1層目は鉄骨材などの骨組み、2層目は石膏ボード、
その上から樹脂、パテなどで凹凸を埋めて
最後にホリゾント用の塗料を塗っています。

白ホリでの撮影は被写体以外による影ができる事は基本許されないので、
背景となる壁は必ず水平でなくてはなりません。
そのためちょっとした凹凸や使用時にできた傷などは
都度技術を持った職人さんや管理スタッフさんが修復しないといけないのです。

皆が快適に白ホリ撮影ができるのは運営・管理者さんの保守管理はもちろん、
こうした職人さんの一流の技術のおかげでもあるんですね。

 

白ホリで撮影する3つのメリット

白ホリが良い設備なのは何となく分かりました。
でも、実際に撮影してみる側にとってはどんなメリットがあるのでしょうか?

「ただ真っ白なだけじゃ、殺風景じゃない?」
「コスプレ撮影するならもっとオシャレな内装の方が良くない?」

確かにそういう見方もあるでしょう。
しかし!白ホリは他のスタジオにはない圧倒的な良さ・メリットも持っているのです。

 

メリット1.撮影しやすい

背景が真っ白の白ホリスタジオ

撮影スタジオにはハウススタジオやキッチンスタジオなど様々な種類があります。
しかし、中でも最も撮影に特化しているのが白ホリだと言っても過言ではありません

もともと背景の設備が作ってあるスタジオなので、
機材を整えたらすぐに撮影を開始することが可能です。

また照明を焚いての撮影を想定しているため
他のスタジオよりも使用電気量量を大きく設定しているところも少なくありません。

自然光での撮影と違って
時間帯や天候に左右されず撮影ができるのも大きな利点です。

他のスタジオよりも撮影スタッフに優しいスタジオだと言えますね。

 

メリット2.シンプルなので何にでも合う

コスプレして白ホリで撮影する女性

白ホリはハウススタジオなどと比べると圧倒的にシンプルです。

シンプルだと地味なのでは?という印象を持たれがちですが、
実際に使ってみるとシンプルであるがゆえの汎用性がありとても使いやすいです。

例えばコスプレの撮影をするとします。
コスプレ撮影をするなら、出来れば元ネタのアニメやゲームなどの
イメージを大事にしたいですよね。

でもそんな都合のいい場所、なかなか見つかりません。
異世界系など、街中や自宅で再現できないものならなおさらです。

だからといって、せっかくコスプレしたのに妥協して
生活感たっぷりの自宅や電線だらけの街中で撮影なんて絶対したくない。
世界観やイメージに合う小物や道具などを揃えて演出するのも大変です。

コスプレの世界観を崩さず
かつセッティングの手間もかからない撮影場所…
それこそが白ホリなんです。

 

メリット3.流行に左右されない

ウェディングドレスを着て白ホリで撮影する女性写真撮影は、背景の作り方、小物、撮影技法など
あらゆるものが流行り廃れを繰り返す世界なので、
数年前に撮った写真が「時代遅れ」「ダサイ」と言われてもおかしくありません。

もちろん流行を押さえていくのも大切なことですが、
あえて流行に乗らないことで被写体の魅力をしっかり伝える写真を撮ることもときには重要です。

白ホリスタジオは一見するとシンプルで真っ白なスタジオですが、
ライティングによってバックの奥行きの有無などの空間の広がりや
濃淡といった被写体の印象を無限に変化させることができます。

流行り廃れに左右されない普遍的な魅力のある写真を撮りたいなら、
白ホリが絶対にオススメです。

 

白ホリで撮影するならレンタルスペースで!

白ホリはとても良い設備ですが、先ほども述べた通り職人の手で作られる設備なので
一般の人が自分で用意するのは少し難易度が高い設備です。

幕などを購入して設置するにも場所が限られるし、
そもそもレフ板のように自作することも難しいですからね。

「じゃあ使えないの?」
「良いものだからプロじゃないと利用できないの?」
そんなことはありません!

白ホリ・ホリゾントのある撮影スタジオ

プロでもアマでも趣味の利用でも、
レンタルスペースを借りれば誰でも白ホリ撮影ができるんです!

レンタルスペースとは時間を決めて
会議室や撮影スタジオ等のスペースを貸してもらうサービスの事ですが、
なんと白ホリの設備を備えたレンタルスペースも存在するんです!

先ほど管理者さんや職人さんが管理保守しなくてはならないと言いましたが、
こうしたレンタルスペースであればきちんと管理されているので安心して利用できますね。

 

白ホリスタジオを選ぶ時のポイントは?

白ホリのある撮影スタジオは全国各地に多数存在します。

レンタルスペースポータルサイト「くーある」では
エリア、利用日、用途などの条件を指定してレンタルスペースを検索、
あるいは用途別にまとめられた記事から好きなスペースを選ぶことができます。

しかし掲載数が多く種類も様々だと、
結局どれを選べばいいか分からなくなってしまいがちです。

そこで、

  • どんなスペースを選べばいいか
  • 自分にはどんなスペースが適しているのか

次のチェックポイントを見ながら検討してみてください!

1.スペースの広さ

まず1番に確認したいのはスペースの広さです。

撮影機材やスタッフが多ければ多いほど広いスペースを取らないといけないですし、
撮影内容が人物・物の全身撮影なのか、バストアップや小物のみの撮影なのかなどでも
必要なスペースの広さが変わってきます。

また空間の奥行きを出したい場合なんかも、それなりに広くないといけませんよね。

ただ一般的には広いほど料金も高くなるので、
用途と料金の兼ね合いを考えて場所を選びましょう。

2.駐車場・搬入口のサイズ

意外と忘れがちですが駐車場や荷物の搬入時のサイズなどもできれば事前に確認しましょう。

被写体や機材など大きなものを持ち込みたいのに、

  • 駐車場が狭くて大物を出し入れできない
  • 搬入口のエレベーターが小さすぎてレンタルスペースまで運べない

などなど、撮影当日になってからでは対応できないので事前に確認してください。

3.更衣室、メイクルームがあるか

最後に人物撮影の際に重要なのが更衣室やメイクルームなどのスペースが付いているかどうかです。

とくに現地で着替え・メイクをする可能性のあるコスプレ撮影では

  • メイクができる場所
  • 着替えができる場所

こうしたスペースがあるかどうかも重要ですね。

 

白ホリで撮影するときの注意点

ここまで白ホリのオススメポイント、
自分に合ったスタジオの選び方などについて解説してきました。

しかし!特殊なスタジオゆえに、
借りる前に注意しておいたほうが良いこともあります。

事前に注意点を頭に入れて、快適な撮影に臨みましょう!

 

注意点1.汚れやすく傷つきやすい

1つ目の注意点は汚れやすくかつ傷が目立ちやすいことです。
理由は明白!文字通り白いからです。

汚れ傷がつかないよう、撮影時には

  • 養生シートを敷く
  • 靴裏を養生する、綺麗にしておく
  • 靴を脱ぐ
  • 撮影以外は必要以上に白ホリに入らない

などの注意が必要です。

とは言え、レンタルスペースは多数の団体が使い回す場所です。
どうしても汚れや傷がある場合もあるでしょう。

万が一「絶対に真っ白な白ホリじゃないとダメ!」と言う場合は
事前に下見、あるいは運営・管理者さんに相談するようにしましょう。

 

注意点2.コンセプトに応じて照明機材を用意しよう

城堀のメリットとしてシンプルな背景が作れるを上げましたが、
ライティングの加減によって

  • 背景に一切影を作らない
  • 背景が人物・物の影のみ

この2種類の構図が作れます。
この時「影を作りたくない」という場合は照明器具を事前にきっちり用意しなくてはいけません。

白ホリの白を活かしたい場合は、
壁面にしっかり照明を当てて影を消す必要があるからです。

もし利用規約やスペース手持ち機材の問題で
あまり照明器具を持ち込めない、1灯ライティングで撮影しないといけない時は
レフ板やカポックなどの光を調整できる機材が必要になります。

ただしそうなると結構技術が必要になるので、
「あまり難しい事はできないかも…」
「撮影者の人手が足りないから厳しい!」
という場合は機材をしっかり用意、
または元々設備のあるレンタルスペースを探した方がいいかもしれませんね。

 

まとめ

  • 白ホリとは壁と床の境目がなく影ができにくいスタジオ
  • メリットは「撮影しやすい」「シンプル」「流行り廃れに関係ない」の3つにあり!
  • 白ホリ撮影がしたいならレンタルスペースがオススメ!
  • 借りる時は「広さ」「駐車場・搬入口」「更衣室」の3つを確認しよう
  • 撮影時は「汚れ・傷」「照明機材の準備」に注意しよう

今やレンタルスペースの出現によって、
プロでなくともしっかりとした設備で撮影ができるようになりました。

皆さんも白ホリの特性・メリットをしっかり押さえて、
プロさながらの写真を撮影してみませんか?

 

 

この記事を書いた人

くーある

くーある
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