会議を円滑に進める為に様々な試行錯誤をするなか、最近では「スタンディングミーティング」を取り入れる会社が増えてきています。スタンディングミーティングと聞くとどのような会議なのか大体想像がつく方は多いと思いますが、なぜそのような方法を取り入れる会社が増えているのでしょうか?スタンディングミーティングの効果(メリット)とデメリットについて見ていきたいと思います。
スタンディングミーティングとは?
スタンディングミーティングとは、「立ち会議」「立ちミーティング」とも呼ばれ、その名の通り「立ったまま行う会議」のことです。会議の内容や場所に関係なく、椅子に着席せずに立った状態で会議を行います。
会議といえば、意見する人や司会者が立ち上がって喋ることもありますが、多くの参加者は着席したまま会議を進めることが多いでしょう。しかし、スタンディングミーティングはそんな既成概念を覆し、少人数会議やブレインストーミングのように、より会議の効率化を図るために考えられた会議の開催方法です。
一見、座っていることと立っていることの違いだけで大きな差は無さそうに見えますが、立ったまま会議を行うことによって何が変わるのでしょうか?
スタンディングミーティングの効果(メリット)
スタンディングミーティングには次のような効果があると言われています。
- 発言がしやすい
- 時間の短縮
- 生産性の向上
- 健康増進
発言がしやすい
立ったまま行う会議は座って行う会議よりも、人と人との距離が近くなり自然と発言がしやすくなります。それは議論が盛り上がってくるとより感じられるでしょう。テーブルと椅子があり、他の参加者と距離がある場合どうしても皆が発言しづらい空気になりがちです。スタンディングミーティングのように体を動かせる環境は、参加者に自由な空気を感じさせたり体の緊張をほぐす効果があり、活発な議論に繋がります。
時間の短縮
スタンディングミーティングでは会議時間が短縮すると言われています。その理由は、テーブルと椅子のセッティングが必要なくなるので、会議の場所のセッティングにかける時間が短くなったり、座ったままよりも立って体を動かすことで頭の回転が良くなるということが考えられます。また、先ほど挙げた「発言がしやすい」ということも時間の短縮にかかわっているでしょう。
様々な要因が合わさって時間の短縮に貢献していると言えます。
生産性の向上
短い時間の中で議論をしたり結果を出すと自ずと生産性はあがります。参加者はダラダラと長い時間会議をするより疲れませんし、余った時間を他の業務に充てることができます。
健康増進
会議だけでなくデスクワーク全般において言えることですが、座ったままの作業は体の血流を悪くし大なり小なり体調の悪化を招きます。普段座って仕事をすることが多い人は、立ち上がって歩き回ったりして気分転換をしますよね。立って会議をすることで全身の筋肉を使い、健康増進の効果が期待できます。
スタンディングミーティングのデメリット
良いことが多いスタンディングミーティングに見えますが、立って行う会議のためにこんなデメリットも…。
- 大人数には向いていない
- 立っていられない人がいる
大人数には向いていない
会議を大人数で行う場合、スタンディングミーティングは不向きです。なぜならば、人数が多いとごちゃごちゃしすぎてしまい、かえって効率が悪くなってしまう可能性があるからです。
また、もともと時間がかかると予想されている会議では、参加者の体の負担が大きく疲れやすくなってしまうので避けた方が無難です。
立ち続けることが難しい参加者もいる
参加者の中には、年齢や体調によって立ち続けることが難しい参加者もいます。その場合は参加メンバーを見て、スタンディングミーティングを行うことが可能かどうか見極める必要も出てきます。無理に行うと生産性を落とすリスクもありますので、それを頭に入れて取り入れるかどうかを決めましょう。
会議をもっと効果的に行いたい人に試してもらいたいスタンディングミーティング
今の会議をより洗練されたものにしたいのであれば、スタンディングミーティングを取り入れてみましょう。一度だけでは効果が得られない場合もあります。何度か繰り返すことで参加者も慣れ、より効率的な会議を開催できる日がくるかもしれません。
会議を成功させたい人は是非、試してみることをおすすめします。
効率的にスタンディングミーティングができる場所
少人数やワンコインで利用できる貸し会議室を使って、スタンディングミーティングを加速してみませんか?
スタッキングチェアで椅子をスッキリ収納できる場所やWiFi・ホワイトボード・プロジェクターなどの設備が完備されていて、会議がはかどること間違いなしです。